公認会計士短答式試験における管理会計論の試験問題や過去の出題論点等を紹介しております。 なお、受験生のための参考情報は管理人等(合格者3名)の主観に基づくものであり、その内容を保証することはできません。 予め、ご了承ください。
| 過去問題集:公認会計士試験短答式対策過去問集 (東洋書店)。 | |
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計算を多く必要としない理論問題は赤字で表現しております。 また、「出題論点」は、新公認会計士試験制度に基づいたものです。
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出題論点
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H16年
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H17年
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H18年
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H19年
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|---|---|---|---|---|
| 原価計算 | ||||
| ・原価計算基礎知識 | Q22:証憑・帳簿 | |||
| (原価計算基準) | Q21:基準全般 | Q21:基準全般 | Q01:基準全般 Q03:個別原価計算 |
Q01:部門別・個別 |
| ・費目別計算 | Q05:製造間接費 | |||
| ・部門別計算 | Q26:部門別計算 | Q23:複数基準配賦 | Q02:階梯・複数基準 Q05:製造間接費 |
Q02:簡便相互配賦 |
| ・個別原価計算 | Q22:仕訳 | Q03:原価計算基準 Q08:仕損費 |
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| ・総合原価計算 | Q24:連産品原計 | Q07:等級別総合 Q08:仕損費 |
Q05:総合原価計算 Q06:連産品原計 |
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| (単純総合) | Q23:仕損処理 | Q24:減損等処理 | Q04:仕損処理 | |
| (工程別総合) | Q25:減損処理 | Q06:減損処理 | ||
| ・標準原価計算 | Q25:差異分析 | Q26:差異分析 | Q09:仕損費計算 Q10:差異分析 |
Q07:標準原価計算 Q08:差異分析 |
| ・直接原価計算 | Q09:直接原価計算 | |||
| (セグメント別) | Q28:業績測定 | |||
| ・活動基準原価計算 | Q04:ABC Q16:ABC |
Q03:ABC | ||
| 管理会計 | ||||
| ・財務情報分析 | Q11:財務情報分析 | Q12:企業価値評価 | ||
| ・資金管理 | Q14:資金管理 | |||
| ・CVP分析 | Q27:感度分析 | Q12:多品種 | Q10:感度分析 | |
| ・予算管理 | Q13:予算管理 | Q13:予算編成 | ||
| ・業務意思決定 | Q29:価格決定 | Q14:受注可否 | Q15:受注可否 | |
| ・投資意思決定 | Q27:設備投資 Q29:取替投資 Q30:設備投資 |
Q30:設備投資 | Q15:拡張投資 | |
| ・戦略的管理会計 | Q11:戦略的管会 | |||
| (ABM、ABB等) | Q16:ABC・ABM | |||
| (生産在庫管理) | Q17:JIT・TOC等 | Q17:JIT・TOC等 | ||
| (原価管理) | Q18:原価企画 | Q18:原価管理 | ||
| (品質管理) | Q19:品質原計 | Q19:品質原計 | ||
| ・事業部制会計等 | ||||
| (事業部制会計) | Q28:業績測定 | Q20:業績測定 | ||
| (組織の管理会計) | Q20:組織管理会計 | |||
| 出題形式 | H16年 | H17年 | H18年 | H19年 |
| 計算問題 | 7/10 問 | 7/10 問 | 11/20 問 | 11/20 問 |
| 理論問題 | 3/10 問 | 3/10 問 | 9/20 問 | 9/20 問 |
| 統計資料 | H16年 | H17年 | H18年 | H19年 |
| 期待得問数 | 6/10 問 | 7/10 問 | 14/20 問 | 12/20 問 |
| 問題冊子頁 | 22 頁 | 22 頁 |
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新公認会計士試験制度が施行されてから2年目の短答式試験となった。 管理会計論については、理論問題の出題数は昨年と同様であったが、理論問題の総合的な難易度が高く、また計算問題の中にも負担の大きい(ボリュームのある)問題が含まれていたため、時間が足りなかった受験生も多かったと思われる。 今年度に限っていえば、管理会計論については、「実力」というより、難易度の高い計算問題を捨てることができたかどうかが勝負の分かれ目となったかもしれない。 もっとも、この傾向は、今年限りと推測される(信じたい?)。 その理由については、「公認会計士・監査審査会が試験実施の改善についてを公表」をご覧頂きたい。
では、上記の表をベースに、平成19年公認会計士短答式試験における管理会計論の出題傾向を分析する。 本年の試験でも、昨年と同様、各分野からバランス良く出題されている。 まずは、「原価計算」。 「原価計算基準」の理解を問う問題は、恒例となりつつある。 また、計算問題では、従来どおり、「部門別計算」、「総合原価計算」、「標準原価計算」といった分野からの出題が多かった。 もっとも、問題数が20問ある(平成20年から問題数を減らすことが検討されている。)ことを考えると、特定の分野を重視すべきではないだろう。 次に、「管理会計」。 本年の試験では、「管理会計」から11問(前年比+2問)が出題された。 重視すべきは、やはり「戦略的管理会計」だろう。 本年は、全20問中5問(前年比+2問)が出題された(論文式試験対策を行った受験生なら4問は取れたであろう)。 この分野は、議論が盛んな分野であるため、平成20年以降も出題可能性は高い。 なお、「管理会計」の難易度は、「原価計算」と比べると少々高かった。
計算科目は実力勝負である。 したがって、管理会計論の計算問題に対しては、日常的にテキストや問題集の例題や基本問題を幅広く解き、出題分野ごとに基本的な計算手順や処理方法をしっかりと押さえておくことが重要である。 理論問題については、日常的な論文式試験対策で対処するのが効率的だ。 後は、直前期に、専門学校が配布する問題等を活用して、応用力を身に付けるとともに、細かい論点や処理方法を押さえると良いだろう。 なお、計算科目では集中力が問われることも多いため、直前期に実施される公開模試にはできるだけ参加し、本番の雰囲気に慣れておきたい。 また、恒例となりつつある「原価計算基準」の理解を問う問題に対処するためにも、直前期に原価計算基準を一読することをお勧めする。
以下では、正解すべき難易度の低い問題を「難易度Aの問題」とし、難易度の高い細かい問題を「難易度Cの問題」とする。
「原価計算基準」を一読する。
「原価計算基準」の理解を問う問題に対して非常に効果的。
テキストや問題集の基本問題を(部分的に)解き直す。
日常的に実践していたのであれば、難易度A〜Bの問題に対して非常に効果的。
専門学校が配布する短答形式の応用問題を解く。
基本問題をしっかりと押さえた後なら、難易度Bの問題に対して非常に効果的。 また、多様な出題形式を経験することができるため、難易度Cの問題に対しても有効と思われる。
論文式試験のためにまとめたノート等に目を通す、もしくはテキストを読み直す。
理論問題に対しては効果的だが、直前期の対策としては非効率的と思われる。
過去問題を解いてみる。
過去の出題形式や問題文の雰囲気を経験することができるため、有意義と思われる。
全国規模の公開模試に参加する。
プレッシャーが集中力に与える影響を測ることができるため、有意義と思われる。
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